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クリスティーン [映]

Amazonプライム映画に追加されていたのを3日くらい前に観ました。

少年時代に地上波で1・2回観た程度と記憶していますが、ほぼ全編覚えていました。

つまりそのくらいわかりやす~い展開のホラー映画なのですが、とにかく全体に詰めが甘いというか見せ方が下手という感じ。

まずホラーというカテゴリなのに観ててビビるシーンが全く無い。せいぜい冒頭の自動車工場で組み立てられてるときに工員がボンネットで手を挟まれるシーンくらい。

登場人物とかその人間関係もテンプレ通りで、さえない主人公(のちに変わっていく)と優秀な親友、みんなの憧れ的女の子、そして悪ガキ共。

クリスティーンという女性の名のクルマ(プリムス・フューリー)を主人公アーニーは「彼女」と呼んでいるわけですが、劇中でクリスティーンが女性的に見えるようなシーンは一切ありません。

アーニーの恋人を車中で殺そうとするシーンは『嫉妬』の表現なんでしょうが、自動車工場ですでに工員ひとり同じ手法で殺しているし、その後はタダの殺人カーと化すので、このシーンの「嫉妬でやった感」は薄らいでしまいます。

悪ガキ共に破壊されたあと、復元シーンでハーレムノクターンが流れ、艶かしい雰囲気を演出したかったのでしょうが、艶かしさは全くありません。なんか演出下手な感じ。

修理工場に戻ったクリスティーンに工場オーナーが乗り込んで車中で殺されますが、いくら好奇心があったとはいえ、黒焦げになって煙噴いてるクルマに乗り込んでシートに座るかね?という違和感。

さてそんなB級落ちしたこの映画の見どころは、メガネ(明らかに度が入ってない)のさえない主人公アーニーがクリスティーンを手に入れて段々と顔つきや服装、性格が別人のように変わって行くところ。

そしてやっぱり復元シーン。ただの逆転再生なのですがこの復元シーンはホントにすばらしいです。

あと、クリスティーンがラジオを鳴らすときに流れる曲の歌詞がそのときの感情を表すようになっているのですが、吹き替え版でも字幕版でも、ラジオの曲の歌詞は翻訳されず、英語が分からない人にはこの部分の唯一とも言える細かい演出がほとんど伝わることが無かったのも非常に残念です。

↓件の歌詞についてはもちろん、知ると作品の評価が少し上がってしまう細かいトリビアを含めたこちらのクリスティーン解説ブログで色々語られていますので、ぜひご参考に
http://blog.livedoor.jp/deathinvegas666/archives/32050607.html

最後に昔、某MMORPGやってたときにそのゲーム用SNSに上げていたプリムス・フューリーのイラスト。

映画とは全く関係ないパレード風の構図で、クルマにはコンバーチブルにしたプリムス・フューリーを採用しました。

パレード修正版.jpg

2013年4月ごろの絵です。横断幕にはフレンドへの祝福メッセージが入っていましたがプライベートな話なのでオミット。


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